白い悪魔と黒い悪魔

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白い悪魔と黒い悪魔 2


生まれて、まだ幼いうちに親に捨てられ、身寄りもなく路頭を彷徨う子供たち

そのうちのほとんどは飢餓や病気で亡くなっていく

生きていくためには、自分で稼がなくてはならない。そして年端もいかない子供が物売りしたりして働いていくしかない

そういう子供を、ストリートチルドレンという

そしてガウルンもまた、それであった――



中東国

そこは豊かな大都市のはずだった

だがそこから少しずれるだけで、その貧富の差を激しく見せつけられるように、裏街というのが存在する

経済発展のために、犠牲にされた街。他国からもひた隠しにされる、国にとって忌み嫌われる場所

ガウルンはそこにいた

物心ついたときにはすでに親はいなかった

いたという記憶すらないし、親というものがあるという認識さえなかった

一番古いことで覚えてるのは、汚い空をずっと眺めていたというくらいだった

飢餓の危機感のためか、よちよちができるようになったのは早かった

それができるまで、なにを食っていたのか覚えていない。土を食ったのか、それとも通り過ぎる虫でも食ったか。

生存本能のままに過ごしていたのだろう

場所を動けるようになってからは、ゴミ箱を漁るようになった

正確には、ゴミ箱というのは無かった。ゴミが自然と溜まる場所、もしくは店の裏側に捨てられるゴミ袋だった

食うことが全てだった。味にはなんの感想も抱かなかった

そもそも美味しいものと不味いものがある、という区別すら知らなかった

ただ、生存本能が告げるのだ。とにかく腹になにか入れなければ、と

食うこと。それだけしか考えていなかった。いや、考えられなかった

やがて考えることのできる年齢になると、漁る場所も決まってきた

他にもストリートチルドレンはいたるところにいる。そしてそいつらは全て敵だった

最初に覚えた言葉は罵声と悪態。

他の子供たちは、それに加えて物売りのための接客言葉と、物乞いの台詞を身に付けていた

だが物を売ろうにもその質はたかがしれてるし、喜んで購入する客は少ない

一日中汗水流して働いたとしても、賃金は非常に乏しいものだった。

そうなると、それだけで生きていくのは難しい。そこで誰もが思いつくのは、窃盗犯罪。

罪の意識は無い。ただ、捕まったら怖い目に合うという知識だけが、その行為を消極的にさせていく

何もせずに飢えて死ぬか。痛い目に合う覚悟でやるか。

子供には、それだけの選択肢しか与えられていなかった

ストリートチルドレンたちは、その行為に及ぶとき、大抵何人かで組む者がいる

チームプレイで食料をかっさらうためだが、本質は見つかった場合、逃げる人数が少しでも多ければ、自分が逃げれる確率が上がるためだ

それに勝利品を多く持っていけるという利点がある

そうして盗んだ食料は腹の中に、品物は裏店で金に換えた

ガウルンは、誰とも組まなかった

組んだことはあったが、最終的にはそいつを裏切り、得たものを独り占めにした

基本的に、自分以外を信用しなかったからだ

周りの環境は、憎悪と裏切り。自分こそが全て。それがここでの常識であり、ガウルンもそれを疑うことはなかった

当時ガウルンはまだ幼かった。幼稚園に行くか行かないかという年齢だったため、まだまだ他の奴らの道具にされるのが当たり前だった

なにかを持ってるのを見られると、その場で問答無用で奪われる。力ではまったくかなわなかった

やがて、抵抗の仕方を相手に合わせて変えることを覚えた

相手によっては、抵抗次第でより酷い目に合ったり、殺される危険があった

そしてこの時、ガウルンは密かに強い欲を持つ。

力が欲しい――

何者であろうと退け、ねじ伏せることのできる力を――



年が過ぎ、世界の情勢はめまぐるしく変化していく

だが、ガウルンは小学生になるくらいの年齢になっても、なんの変化もなかった

いつものように、食料を漁り、隙があれば盗み出し、今日を生きていく。それだけの生活だった

それ以外は、なんの塗装もされていない地面に寝転がっていた

汚い建物の壁と壁の小さな隙間。そこが今のガウルンの住みかだった。道からでは死角になっていて、なかなか見つかりにくい場所。昼間でも夜間でも暴力や殺人が溢れているこの街では、こういう場所を確保するのは当たり前のことだった

その壁と壁の隙間からわずかに見える空。スモッグなどの公害でひどく汚れた空だった

街が汚れていれば、そこの空も汚れる。

ガウルンは、物心ついた頃から、何もしないときはずっとこの空を眺めていた。

「汚ったねえ空……」

綺麗という概念がよく分かっていないのに、目の前のそれが汚いものだというのは理解していた

そして思う。

自分の一番恐れていることを。そしてそれを考えたくなくて、目を閉じた

今のガウルンにとって嫌いなものは、退屈だった

しかし、運動すると腹が減る。長く生きていくコツは、できるだけ消費しないよう、じっと同じ体勢のままでいることだった

動かなければ、すぐに腹は減らない

その持論のため、食べ物を探しに行くくらいしか、動くことをしなかった

一日の時間が長い。食べる以外の時間が、余りにも長すぎて、気が狂いそうになったことがある

ある日、それに耐え切れなくなって、どこだかは忘れたが裏通りのゴミ箱の中に、白い粉の入った袋を見つけた

麻薬だった。

誰がどういう理由で捨てたのかは知らないが、意識してみると結構見つかるものだ

ガウルンは幼いながらにその麻薬を使用した。

麻薬に浸ってる間、流れていく時間を苦痛に思わなくなった

とても楽しい気分だった。特に身体を動かしてるわけじゃないのに、エネルギーが溢れた

神経がびんびんになり、嫌なこと全てを、その時間だけは忘れることができた

そしてガウルンは、もう麻薬から離れられなくなった

針が小さく欠けた注射器で、腕にはすでにいくつもの穴が空いていた

幾日も、幾年も、ガウルンは麻薬を使いつづけた。

最初の頃は薬が切れて気だるくなったり、頭痛がひどかったものだが、数え切れないほどの数をやっていくほどに、それは薄れていった。

身体が慣れたのかどうか、それは分からない

だが、いつからか麻薬の副作用にも耐える身体に、自然にとなっていっていた



ガウルンの人生が大きく変わったのは、ある場面に遭遇した時からだった

ガウルンは小学低学年くらいにまで年を数え、密かに身体を鍛えていて、同年の子よりかは筋肉が膨れていた

少ない栄養で筋肉を身につけるのは苦痛を伴ったが。

窃盗で食をこなし、その筋肉がつくほど、窃盗の成功確率が増すようになっていた

数年前までは、人がいないのを見計らって、窃盗し、バレると逃げても追いつかれ、ひどい折檻を受けた

しかし、最近はたとえ見つかっても、逃げ切れるようになったのだ

脚力がつき、逃げ足の速い子だ、と追っ手を諦めさせたほどだ

だが、結局は逃げ足だけだった

ある日、他のストリートチルドレン数人に誘われて、ある一家の家を襲ったことがある

その家の食料庫が目的だった

忍び込んだのは、ガウルンを含め、同年齢の男の子二人、年下の男一人、計四人

しかし、食料を袋に移す作業の途中で、家の主人に見つかった

他の子は邪魔な主人に襲い掛かった

だが、主人の腕力には勝てなかった。それどころか、銃を持っていた。ショットガンというやつだ

同年齢の一人が、背中を撃たれ、その場で倒れた。

年下の子が、腕を撃たれてうずくまった

ガウルンはポケットに食料を詰めて、一目散に逃げ出した

彼らの間に、仲間という意識はない

その場を生き延びることが、なによりも大切だった

銃声が響く中、ガウルンは走り続けた。後ろを一度も振り返らず走り続けた。そのおかげか、どうにか逃げ出すことができた

他の奴らはその後どうなったのか、さっぱり分からない。また、知ろうともしなかった

それよりも、ガウルンは初めて恐怖を味わった

いや、今までにも似たような目に合ったことはある。

ただ、それとはまた別の、異質な恐怖だった

子供だったのが幸いしたのか、これまで銃を出されたことはあっても、それを向けられることはなかった

大抵は、ごつい拳を食らって、ナイフで切られて終わりだった

しかし、この日初めてガウルンは、銃が自分の命を奪う脅威となったのだ

悔しくてたまらなかった

銃こそが、全てに勝る力だった。それを思い知らされたのだ



そして別のある日、運命の場面に出くわした

その時、ガウルンはただの傍観者だった

ただ裏通りの道端に腰を下ろして、その様をぼーっと無機質に眺めていただけだった

目の前では、といっても距離はあるが、そこでは恐喝が行われていた

黒人男性が、銃をどこかの青年に向けて脅して、金を出せと叫んでいる

ガウルンに気づかなかったわけではない。人が近くにいようがいまいが、どっちでもいいのだ

ここでは、恐喝なんぞ日常茶飯事だ。そしてそれを咎めたり注意しようとする馬鹿者は、ここにはいない

いるとしたらそれは警官か、身の程知らずな変わり者観光客だけだ

なんで変わり者かというと、なんの観光場所もないここに訪れた奴だからだ

なににしても、ガウルンはそれを止めるでもなくここから逃げるでもなく、ただひとつのワンシーンとして、それを眺めていた

青年は青い顔で、ポケットから札を出す。他には持っていないとアピールのため、底を引っ張って、見えるようにしてみせた

黒人は青年の上着の中に手をつっこんであちこちまさぐっていたが、それで納得したのか、にやりと笑って半歩下がった

そして黒人は、青年の胸に照準を合わせたまま、引き金を引いた

ガォンと銃口が火を噴く。別に聞きなれた音で、ガウルンは今更それにはびびらない

青年は胸を押さえて、がくりと膝を折って前のめりに倒れた

黒人はそれを見もせず、金を胸ポケットに入れて、近くにあった蓋のないゴミバケツに拳銃を放り投げた

そして、そのまま向こうへと去っていった

「…………」

ガウルンは、目の前のそれに、目を奪われた

さっき、あの見知らぬ黒人は、証拠隠滅のつもりなのか、拳銃をゴミバケツに捨てていった

ガウルンは辺りを見回す。ここには、倒れた青年以外、誰も居ない

見てたのは、俺だけだ

そしてそのゴミバケツに近づいていく。まさか、という興奮を抑えられなかった

そっと覗き込んでみると、黒光りしたものがそこにあった

今まで、欲しくてたまらなかったものが、そこにある

ガウルンは、さっきまで黒人が手にしていた拳銃を拾い、握り締めた

憧れのブツが、初めて手に入った

重い。想像していたのよりもずっと重い。それが拳銃に対しての初めての感想だった

操作だけは知っていた。中を開けてみると、弾丸がまだ数発残っていた

ツイてる!

まだ弾丸が残った拳銃が、買うつてのない幼いガウルンの手に渡った

力だ!

この拳銃こそが、ずっと自分の求めていた力だった

人に向ければ、みんな命乞いをする。

体格も年齢も関係ない。拳銃を持ったものが、その場で優位的立場に立てるのだ

これこそが、ガウルンの人生のターニングポイントだった



それからのガウルンの生活は一変した

例えば他人の家の強盗では、これまでは人の気配を伺いつつ、見つからないよう迅速に目的物を運んでいた。

しかし拳銃を手に入れてからは、人がいようとお構いなしに、その家にいきなり上がりこんで、拳銃を突きつける

殺されたくないと喚くそいつを適当に縛り上げ、そうして動けなくしてから、家の中のものをごっそりと持っていく

抵抗しようとする奴は、すぐに射殺した

他人の命なんぞどうでもよかった。弾丸が勿体無いなと、そっちが心配だった

最初弾丸が数発で尽きたとき、どうしようかと思ったが、突きつけられた人からは弾丸が残りいくつかなんて分からないし、それを疑っても強気に出ることは難しい

弾が入ってないんじゃないか、子供には所詮撃てやしない

そう思っても、本当にそうとは言い切れない。そして外れで、弾丸が飛び出たら、そこで自分の命は終わるのだ

すなわち、弾丸がなくても拳銃は脅迫の道具に十分になりえた。

弾丸が無くなっても、弾丸を売っている店に、拳銃を突きつけて脅し、弾丸をパクっていった

他の拳銃ももちろん盗み出し、ガウルンはもう拳銃には困らなかった

初めて拳銃で人を殺したのは、三軒目の家に押し入ったとき。そこの主人が子供だとなめてかかり、無謀に襲い掛かってきた

ガウルンは躊躇無く引き金を引いた。自分よりずっと体格のいいその男が倒れる。一家の悲鳴。

気分がよかった。

まず直接やり合っては、力で勝てないこの男を、自分の手で殺した

ガウルンは、まず一番に知るべきだった家族の愛情よりも、人を殺す快楽を、先に知ってしまったのだった

それからのガウルンは、できないことなどなにもないと思っていた

今の俺には、金も女も力で全て手に入る

色々と楽しみも増えた

麻薬は今も継続中だが、もう副作用は完全に効かなくなっていた

副作用もある意味楽しんでいたガウルンには面白くない点だったが、それを逆に商売に活かしていた

銃も多種多様に渡って揃えていた

盗んだ銃を金に換えたり、別の商人と交換したりして、充実させていた

銃の魅力に取り憑かれていたガウルンは、射撃の腕を独学で磨き上げていった

普通、人は銃の技術をいくら上げても、それを完全に活かすことは稀である

なぜならば、人に向けて撃つということと、技術とはまったく別物だからだ

普通の感覚を持ち合わせている者ならば、まず人に銃を向ける時点で躊躇する

その行為が、他人の命を摘み取ることをはっきりと分かっているからだ

他人の命を奪って、平気でいられる人間は、よほどの異常者か、感覚が麻痺しているものなのだ

ガウルンは、すでにその条件をクリアしていた

射殺することになんのためらいもないガウルンは、銃の扱いに長けていくのは当然のことだった

もちろん、練習と称して理由も無く人を撃ち殺したこともある

国によっては、警察がガウルンを異常殺人者としてやっきになってとっ捕まえるところだろう

しかし、その荒れた国は情勢が彼の評価を変えていた

彼の殺人技術に目をつけたある集団が、ガウルンを傭兵として雇った

そしてガウルンは初めての戦場にもかかわらず、その隊で一番の功績を上げた

彼には、拍手と賞賛の声がかけられた

「見事だ」

「素晴らしい」

初めて受けた賛美だった。

一撃で急所をしとめる能力、接近戦でのナイフ戦闘、地形を上手く生かしての戦略

ガウルンが動くたびに、戦場の伝説が語られるようになった

彼が動くだけで、死体の山ができていく

その山が増えていくたびに、彼は誉められ称えられ、そして――英雄扱いされた

しかし、上司受けはよかったが、同じ隊の兵士には一部、嫌われているようだった

ガウルンの戦い方は、実に野蛮なのだ

ガウルンは最初の頃は、全て一撃で相手の命を断っていた

しかし戦場の経験を積んで技術を向上させ、強くなっていくと、その戦い方も変わっていた

銃をあまり使わなくなった。基本的な装備は、ナイフがメインになった

わざと死なない程度の傷を与え、絶命するまでなぶり殺すのだ

戦場の中でも、特に異質な悲鳴。その断末魔は、敵はもちろん、味方も耳を塞ぎたがるほどだった

彼と不幸にも戦ってしまった敵は、最後には人間の形を成していなかった。ただの肉塊。血に混じって、色の区別もつかない

これを目撃する新兵は、まず吐いた。

そして必然的に言われるようになる。

奴は、戦場の悪魔だ、と

彼の英雄時代は、戦争が続く限りいくらでも語り継がれた

だが、意外な形でそれは打ち切られることとなる

ある日、所属隊の戦場ミーティングでのことだった

兵士と傭兵を並ばせて、各自の報告を上司が聞いているときだった

その日の上司の評判はよくなかった

兵士がその上司の陰口を叩くのは、彼らにとって当然というくらいのものだった

兵士を道具扱いにし、待遇がよくなかったのだ

「あんなやつ、いなくなっちまえばいいのにな」

しかしその悪態を公に言う者は誰も居ない

戦場では階級が全てだった

上司に反発することは許されない所業だった

その悪口が聞こえていたガウルンは、ミーティング終了後、その上司に訓練の指導を頼み込んだ

この提案に、誰もがどよめいた

その上司が行う訓練は、実質はただのリンチに近い

明らかに戦闘技術が劣っている相手でも、容赦なくなぶり殺しにする男だった。その残虐ぶりは、ガウルンと比べても遜色の無いものだった

それに、相手は上司なのだ。滅多な反撃は許されない。上司に傷をつけようものなら、処罰されてもおかしくない

そういうわけで、この上司との訓練を望む者など誰もいなかったのだ

「いいぜ」

その上司は、にたあっと笑ってその申し出を受けた

内容は、一定の陣地内での、ナイフを使った一対一の戦闘

上司のナイフさばきは見事なものだった。

だが、ガウルンの戦闘技術がわずかに上をいっていた

そしてガウルンは、上司の攻撃動作の隙をついて、ナイフを胸に刺し込んだ

上司の胸を刺した!

その事実に周りがどよめき、騒然となった

しかしガウルンはその手をとめず、さらに顔を切り裂き、内臓をえぐり、ぐちゃぐちゃにしていく

上司はすでに絶命していた

それでも彼は誰かが止めるまで、刺し続けた

どうだ。殺してやったぜ。

俺は英雄だろ。おい、誉めろよ。なんでみんな怯えてる

拍手を忘れてるぜ。なんだ、どうしたってんだ

ガウルンは半身返り血を浴びて真っ赤になっていた。そして浮かべた笑みは、悪魔そのものだった



このことは全て報告され、ガウルンは解雇された

もちろん、ガウルンは納得がいかなかった

なにを考えてやがる。俺は英雄だぞ

英雄を追い出すなんて、お前らの頭はどうかしてるぜ

ガウルンは、解雇通告をかけられたその日、所属隊を全滅させた

このことは確信のある噂として、それぞれの隊に伝わっていた

そしてもう誰もガウルンを雇おうとは思わなくなった

戦力としては素晴らしいものだが、味方が殲滅されてはかなわない

どこも、そういう理由で彼を避けていた

もはや、英雄などとは呼ばれなくなった



おい、どうした。誉めろよ。俺は英雄だぞ

いくらでも殺してやるよ。どんな奴だって、殺してやる

だから拍手しろよ

俺は英雄なんだろ?



傭兵としての職を失ったガウルンは、武器麻薬の在庫を生かして、商人になった

なんの不自由もないはずだった

今でも金には困らないし、なにひとつできないことはねえ

しかし、心のどこかで物足りなさを感じていた

それが無性に腹立たしくてたまらなかった



そして彼は、一つの計画を思いついた――




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