この胸騒ぎはただ事ではない……
やはりよく調べることにした
怪しいのは……やはりこのロッカーだ
通常のロッカーの半分も無い大きさのロッカー
宗介は慎重に近づき、まずロッカーに耳をあてる
チッチッチ……
「……!!」
やはり……まさか……
このタイプなら知り尽くしている
開閉口へのトラップは無いはずだ
ゆっくり、ロッカーを開閉する
「……!!」
やはり……
ロッカーの中にあったのは、小さな時計と、正方形の箱
時計はめまぐるしく数字を減らしている
爆弾だ……
もちろん、俺が仕掛けたのとは別物だ
しかし、誰の仕業だ? 愉快犯か、それとも千鳥を狙うテロなのか?
だが、この手の爆弾は、仕組みは簡単だ
簡単ではあるのだが……解除方法はわかるのだが……
まだ嫌な気分はぬぐい切れない