「弁当が……どうかした?」

「決して悪いように言ったわけではないんだ。いつものことながら、あれには感謝している」

「…………」

「あの時の俺は焦っていたようだな。あの弁当の後、これを渡そうと思っていた」

「……なに?」

かなめも宗介のほうへと自然に近づいてきていた

「うむ……」

そしてポケットから宝石を出そうとすると……

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