鞄に入れていた火炎放射器を取り出し、それを構えて、突進してくる椿一成に向け、放った

ゴオオオオオォォォ

熱ッ!!

その吹き荒れる炎をかすめた一成は、すぐさま身をひるがえした

「て……てめえっ。それは卑怯すぎるぞっ!!」

「戦力をあなどったお前が悪い」

「そんなので勝って嬉しいのかっ。そんなものを使わずに、正々堂々、素手で勝負しろ」

仕方あるまい

納得いかないなら、そっちの望みどおりにしてやろう

宗介は、火炎放射器を捨て、突進してくる一成を迎えうった



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