かなめはどこからかハリセンを取り出した

この次に起こるべきことは、もはや予測できる

スパアアアン！

やはり、はたかれた

（だが、これで彼女の気がおさまるのなら……）

宗介は甘んじて、これを受け入れた

「ったく、もう何度も何度も同じ事繰り返してんじゃないわよっ」

「すまん」

頭を下げてはみたが、まだ彼女の怒りはおさまっていないらしい

「知らないっ。アンタなんか知らない」

そういい残して、先に教室へと行ってしまった

「むう……」

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