数時間後。

俺のまわりにいた不良どもは、残らず全員気絶していた

「ふん……」

あたりには、併用した催涙弾やら異臭弾やらの名残がまだ残っている

「さて、さっさと脱出するとしよう」

宗介は倉庫の出口を探し出し、そこから脱出した

が、外に出て、俺は愕然とした

「……なんてことだ」

すっかり外は暗くなっていたのだ

これでは、もう今日中にかなめに渡すことはできないだろう



END04 監禁END

……残念だ

ポケットの中の紫色の宝石は、もはや輝きを失っていた



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