いつも『ハナマルパン』が出張販売している正面玄関に移動すると、いつもは異常なあの人だかりがない

まさか……

急いでそこまで移動し、パンを覗き込むと、コッペパンしか残っていなかった

遅かったか

どうする……コッペパンは、かなめは好きではないことは知っている

まだなにか手はあるはずだ……

そうだ、そういえば。近くに小さい店があり、パンのコーナーもあったな

時計を見ると、昼休み終了まであと十分

いそいで走って戻ってくれば、まだ間に合う時間だ

よし……

決断はひとつしかなかった



>急いでその店へ駆け込む